2002.8(探索2002.5)

古代太陽信仰の山 位山・巨石群を探る

宮村より位山を望む。のどかな田園風景に山の美しさが映える。山の山頂付近は巨石群に覆われている。
モンデウススキー場として冬場はスノボーやスキー客で賑わう位山(1529m)であるが、古くから神秘と謎の山として言い伝えられてきた。下記の地図にあるように水無神社奥社から山頂付近にかけて巨石群が点在し、天の岩戸や祭壇石など、古代からの巨石崇拝や太陽信仰に関係があるという。
実際、巨石群に囲まれた山道を歩いて見ると、何かとても不思議な気分になる。踏み入れてはいけない異界に向かっているようだ。幸いにも当日は好天気に恵まれ足取りも軽く探索することができたが・・・。

この位山にはいろんな説や言い伝えがたくさんあり、世界最古の古文書といわれる竹内文書には「位山に、日の神の皇太子の居る大宮を日玉国と云ふ。」と天孫降臨が記載され、古代史研究家の間では「高天原は日本にいくつもあり、中でも一番古いのが飛彈高天原で、位山はその中心となり天照大神の幽の宮(かくれのみや)がある。」と言われている。
また、新興宗教家や神がかった人たちは、”世界の中心が日本であり位山こそが世界の中心となる”と、位山を尊い山として崇めているようだ。
明治天皇もそうだが歴代天皇の即位の時は、位山から伐採した一位の木で笏(しゃく:神職が儀式の際に用いる細長い板のようなもの)を作ることが慣わしで、太古より由緒のある一位の木の山としても知られている。

<位山ピラミッド説>
昭和の始め日本ピラミッド説を立証した酒井勝軍(さかいかつとき)によれば、世界最古のピラミッドは富山県の尖山(とがりやま)で、位山もまた自然の山を利用したピラミッドであるという。また尖山の地元では尖山と位山にまつわる伝説もあり、二つの山にはピラミッドネットワークとしての何らかの結びつきがあるようだ。
(筆者は5月に位山を散策し、7月には尖山の中腹まで登ってきた。)


◎参考文献:柞木田龍善著「 日本古代史の謎に挑む」  高坂和導「竹内文書」
林道の途中の工事個所まで4WDで登り、その後は徒歩で。新緑の季節に位山山頂付近をデジカメ片手にトレッキングしてきました。地図に書いた巨石をクリックすると写真が見れます
水無神社 天の岩戸 鏡岩 祭壇石 御門岩 禊岩 日抱岩 光岩 豊雲岩
ノ岩 八重雲岩 蔵立岩 御魂岩 山頂磐座 天の泉 尖山